2012年11月18日
いわき視察④~女将さんのお話
こんにちは!
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの井口です。
私たちフクシマいわき復興プロジェクトの実習生は8月8日~11日に福島のいわき市に実習に行きました。実習先ではこいと旅館さんに宿泊させていただき、8月10日にこいと旅館の女将さんにお話をお伺いしました。その時、私はとても女将さんのお話が心に響きました。
こいと旅館の女将さんはすごく元気で柔らかいあたたかな雰囲気を持っておられる方で、自分自身が楽しんで仕事をすることでまわりのスタッフも楽しくなり、お客様との距離も近くなるとおっしゃられていました。しかし東日本大震災が起き原発事故が起き、営業ができなくなり、秋くらいまでキャンセルの電話は続いたが、その中で1番初めに東電の作業員さん達を受け入れたのはこいと旅館さんでした。最初は少しの抵抗があったが、今はお互いが支えあわないといけないし、宿と職種は関係のないことだから受け入れられたそうです。
私がその中でも1番印象に残っている言葉は「ピンチをチャンスに変える」です。女将さんは震災前に戻りたいとは思わないし頑張ろうと無理はしないとおっしゃられていて、もし私が女将さんと同じ立場であればそのような考え方は出来なかっただろうと思います。女将さんは震災や原発を乗り越えてこれからのことをしっかりと考えられて前向きに進まれているということが実際に話をお伺いして知ることができました。私たちが今回開催する物産展では「忘れない」をテーマに現在のフクシマについてや女将さんのように震災や原発を乗り越えて頑張っておられる方のことを多くの方々に知っていただきたいと思っております。

いわき湯本温泉 旅館こいと
http://koito-inn.co.jp/
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの井口です。
私たちフクシマいわき復興プロジェクトの実習生は8月8日~11日に福島のいわき市に実習に行きました。実習先ではこいと旅館さんに宿泊させていただき、8月10日にこいと旅館の女将さんにお話をお伺いしました。その時、私はとても女将さんのお話が心に響きました。

私がその中でも1番印象に残っている言葉は「ピンチをチャンスに変える」です。女将さんは震災前に戻りたいとは思わないし頑張ろうと無理はしないとおっしゃられていて、もし私が女将さんと同じ立場であればそのような考え方は出来なかっただろうと思います。女将さんは震災や原発を乗り越えてこれからのことをしっかりと考えられて前向きに進まれているということが実際に話をお伺いして知ることができました。私たちが今回開催する物産展では「忘れない」をテーマに現在のフクシマについてや女将さんのように震災や原発を乗り越えて頑張っておられる方のことを多くの方々に知っていただきたいと思っております。

いわき湯本温泉 旅館こいと
http://koito-inn.co.jp/
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
2012年11月18日
いわき視察③~原発問題
こんにちは!
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの松本です。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、東北地方のみならず東日本は大きな被害を受けました。津波の被害も衝撃的でしたが、福島第一原子力発電所の事故は多くの人々を長期間混乱させました。事故を収束させて、安全な状態にまでするには40年程かかると言われています。また、福島県産の食品に対する信頼も落ちてしまいました。私達はこのような大変な事故のことを関西の方々に「忘れない」でほしいという願いのもと、福島県いわき市の物産を滋賀県大津市で販売するプロジェクトに参加しました。私達が福島県いわき市を訪れて感じたことを伝えたいと思います。
福島県いわき市は他の地域に比べて放射線量が少ない地域です。それは、水素爆発の時、風が北西方向に吹いていたため、県の南部に位置するいわき市は放射線量が低かったと考えられています。放射能は風や地形の影響を受けやすく、東京近郊でいわき市よりも高線量が測定されたのはその地域の地形と、事故当時に吹いていた風が影響していると言われています。
福島県産と言うだけで食品が売れなくなるのはイメージがそうしているのだと思います。もちろん安全の基準は人それぞれでいいと思います。しかし安全基準をきちんと満たしたものであることを多くの人に知ってもらい、納得して買ってくれる人を増やさなければならないと思います。
いわき市の七夕祭りに参加した時はいわき市は本当に被災地なのかと思うくらい、盛り上がっていて、驚きました。町歩きをすると、ところどころ道が隆起しているころがあったり、東日本国際大学のキャンパスの一号館が建て直してあったりと、震災の傷跡はありましたが、着実に復興していると感じました。しかし、食品市場「鮮場」を訪れると、福島県産のものは少なく、海産物では、まだタコしか出回ってないということでした。港に行くと、船はあるものの、漁に出られる状態ではない様子でした。

広野町を訪れた時はJビレッジ近くのコンビニで、自主的に放射線量の測定を行っている方に出会いました。避難指示が解除されて、自由に入ることの出来るようになった地域が本当に安全なのか調べているということでした。将来大人になる子どもたちのためにも自分たちで事実を確認しなければならないといけないとおっしゃっていました。広野町で一時帰宅されているおばあちゃんは涙を流しながら震災当時に津波にのまれそうになった話をしていただきました。

一見、復興したように見えても、放射能や心の痛みは長い間残ってしまいます。建物などの見た目は復興していても、本当に復興したといえるには長い時間がかかると思い知らされました。真の復興のためには継続した活動が求められると思います。復興に「忘れない」という形で微力ながら貢献させていただいていることはとてもうれしいことです。今回のいわき物産展は安全基準について検査された食品であることを証明するシールが貼られています。美味しいいわきの食品をぜひ味わってみてください。その中で福島のことを知って欲しいと思います。
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの松本です。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、東北地方のみならず東日本は大きな被害を受けました。津波の被害も衝撃的でしたが、福島第一原子力発電所の事故は多くの人々を長期間混乱させました。事故を収束させて、安全な状態にまでするには40年程かかると言われています。また、福島県産の食品に対する信頼も落ちてしまいました。私達はこのような大変な事故のことを関西の方々に「忘れない」でほしいという願いのもと、福島県いわき市の物産を滋賀県大津市で販売するプロジェクトに参加しました。私達が福島県いわき市を訪れて感じたことを伝えたいと思います。
福島県いわき市は他の地域に比べて放射線量が少ない地域です。それは、水素爆発の時、風が北西方向に吹いていたため、県の南部に位置するいわき市は放射線量が低かったと考えられています。放射能は風や地形の影響を受けやすく、東京近郊でいわき市よりも高線量が測定されたのはその地域の地形と、事故当時に吹いていた風が影響していると言われています。
福島県産と言うだけで食品が売れなくなるのはイメージがそうしているのだと思います。もちろん安全の基準は人それぞれでいいと思います。しかし安全基準をきちんと満たしたものであることを多くの人に知ってもらい、納得して買ってくれる人を増やさなければならないと思います。
いわき市の七夕祭りに参加した時はいわき市は本当に被災地なのかと思うくらい、盛り上がっていて、驚きました。町歩きをすると、ところどころ道が隆起しているころがあったり、東日本国際大学のキャンパスの一号館が建て直してあったりと、震災の傷跡はありましたが、着実に復興していると感じました。しかし、食品市場「鮮場」を訪れると、福島県産のものは少なく、海産物では、まだタコしか出回ってないということでした。港に行くと、船はあるものの、漁に出られる状態ではない様子でした。

広野町を訪れた時はJビレッジ近くのコンビニで、自主的に放射線量の測定を行っている方に出会いました。避難指示が解除されて、自由に入ることの出来るようになった地域が本当に安全なのか調べているということでした。将来大人になる子どもたちのためにも自分たちで事実を確認しなければならないといけないとおっしゃっていました。広野町で一時帰宅されているおばあちゃんは涙を流しながら震災当時に津波にのまれそうになった話をしていただきました。

一見、復興したように見えても、放射能や心の痛みは長い間残ってしまいます。建物などの見た目は復興していても、本当に復興したといえるには長い時間がかかると思い知らされました。真の復興のためには継続した活動が求められると思います。復興に「忘れない」という形で微力ながら貢献させていただいていることはとてもうれしいことです。今回のいわき物産展は安全基準について検査された食品であることを証明するシールが貼られています。美味しいいわきの食品をぜひ味わってみてください。その中で福島のことを知って欲しいと思います。
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
2012年11月18日
いわき視察②~風評被害
こんにちは!
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの福田です。
8月に福島県いわき市に訪れた際に「鮮場 平店」に行き、店員の方にお話しを伺いました。一番印象に残ったお話しは、今年は福島県産の桃は4000円前後で売られていたが、去年は一箱500円前後で売られていた、ということです。値段からもあらわれているように去年にくらべると風評被害はましになってきているように思えます。しかし、これは、きちんと放射能量の検査をし、安心・安全である商品とわかるように以下の写真のように示してきたからでしょう。

一方で、関西の人は東北の食料品を買っているのか、ということを知るために、大人の方を中心にアンケートを実施しました。結果は買っているという方が5割、買っていないという方が5割でした。買っていないという方の意見では、本当に安全かわからない、という意見が多数でした。この結果がすべてではありませんが、少なくとも関西では風評被害は残っていると言えます。
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの福田です。
8月に福島県いわき市に訪れた際に「鮮場 平店」に行き、店員の方にお話しを伺いました。一番印象に残ったお話しは、今年は福島県産の桃は4000円前後で売られていたが、去年は一箱500円前後で売られていた、ということです。値段からもあらわれているように去年にくらべると風評被害はましになってきているように思えます。しかし、これは、きちんと放射能量の検査をし、安心・安全である商品とわかるように以下の写真のように示してきたからでしょう。

一方で、関西の人は東北の食料品を買っているのか、ということを知るために、大人の方を中心にアンケートを実施しました。結果は買っているという方が5割、買っていないという方が5割でした。買っていないという方の意見では、本当に安全かわからない、という意見が多数でした。この結果がすべてではありませんが、少なくとも関西では風評被害は残っていると言えます。
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート
2012年11月18日
いわき視察①~いわき市の現状
こんにちは。
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの今津です。
今回は、私たちが今年の8月8~11日に福島県いわき市に行ってきた時のいわき市の現状についてお話したいと思います。
東日本大震災により被災してしまったいわき市ですが、私たちが訪れた時には宿泊先の湯本、いわき駅周辺はとてもきれいでした。特にいわき駅周辺はとてもきれいで、大きなビルも多くて本当に都会でした。8日には『いわき七夕まつり』というお祭りもあり、たくさんの人で賑わっていたため、震災の後だと考えられないくらいでした。

しかし、9日に訪問させてもらった東日本国際大学の方のお話によると「本棚の本がすべて落ちた」、「死ぬのかな?と思うくらい揺れた」といったお話をされていました。
10日に訪れた小名浜の海岸沿いには、津波に流された家の跡が残っており、豊間中学校のグランドには撤去作業中の瓦礫の山がありました。

今回、いわき市に行って感じたことは震災から復興に向かって着実に進んでいますが、まだ全て終わったわけではないということでした。関西にいると震災について触れる機会もだいぶ減ってきていますが、もう1度私たちと一緒に今の東北、震災について考えてみませんか?
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート<
フクシマいわきプロジェクト、スタッフの今津です。
今回は、私たちが今年の8月8~11日に福島県いわき市に行ってきた時のいわき市の現状についてお話したいと思います。
東日本大震災により被災してしまったいわき市ですが、私たちが訪れた時には宿泊先の湯本、いわき駅周辺はとてもきれいでした。特にいわき駅周辺はとてもきれいで、大きなビルも多くて本当に都会でした。8日には『いわき七夕まつり』というお祭りもあり、たくさんの人で賑わっていたため、震災の後だと考えられないくらいでした。

しかし、9日に訪問させてもらった東日本国際大学の方のお話によると「本棚の本がすべて落ちた」、「死ぬのかな?と思うくらい揺れた」といったお話をされていました。
10日に訪れた小名浜の海岸沿いには、津波に流された家の跡が残っており、豊間中学校のグランドには撤去作業中の瓦礫の山がありました。

今回、いわき市に行って感じたことは震災から復興に向かって着実に進んでいますが、まだ全て終わったわけではないということでした。関西にいると震災について触れる機会もだいぶ減ってきていますが、もう1度私たちと一緒に今の東北、震災について考えてみませんか?
【I いつも WA わすれない KI きもちをここから~いわき復興物産展in大津2012~】
■主催
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマいわき物産復興プロジェクト」
■ご協力
・東日本国際大学(本部いわき市)経済情報学部 福迫・山田ゼミ
・いわきビジネス復興協議会
・商業施設「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)の事業主体である大和ハウス工業株式会社からは、同施設内で物産展会場の無償提供をいただきます
■日時
日程:11月23日(金)、24日(土)、25日(日)
時間:10時~19時(25日は17時まで)
■場所
場所:「フォレオ大津一里山」1階サウスコート<